死亡率が高い病気にがんがあります。がんの中でも多いのは胃がんや大腸がんで、女性では、乳がんや子宮がんよりも大腸がんが多くなっています。会社に勤めている人は、1年に1回程度健康診断を受けているでしょうが、がん検診も大切です。がん出来る場所によっては発見されにくいこともありますが、がん検診で早期発見することでかなりの割合で治療できるようになってきています。
がんが出来るメカニズムは完全に解明されたわけではありませんが、生活習慣で注意した方がいいことはあります。喫煙はもちろん、多量の飲酒や加工食品の取り過ぎにも注意が必要です。家族や親戚にがんを発症した人がいると発症リスクが高くなると言われますので要注意です。他の生活習慣病にも言えることですが、肥満と運動不足もいけません。
食の欧米化によって大腸がん患者が増えたと指摘する専門家もいます。できるだけヘルシーな日本食を中心とし、がんの予防効果が高いと言われる食材、にんにくや乳製品、食物繊維やカルシウムを多く含む食品を摂取するようにしましょう。がん研究センターの調査によると、男性に限って言えば、日常的に運動している人の結腸がんの発症リスクは、運動しない人に比べて半分ほどに抑えられています。生活習慣を見直すとともに、定期的ながん検診を欠かさないことが、がんに負けない生活をおくる秘訣です。
特に若い人よりも、40代からの中高年は注意した方がいいでしょう。